助産師国家試験対策〜解剖生理 卵巣編〜

卵巣について
卵巣は母指頭大(3✖️1.5cm)の楕円形をした(実質性器官)で子宮の両側に位置する
実質性器官とは・・・内部が充実している構造を持つ器官のことを指し、卵巣はその典型例です

卵巣の内側は(固有卵巣索)により子宮壁に吊り下げられている
卵巣の外側は(卵巣堤索)により骨盤壁に吊り下げられている
卵巣動脈は(卵巣堤索)の中を走り、(卵巣門)より卵管内に入る
卵巣は(腹膜器官)である
卵巣は髄質、皮質に分けられているが、種々の発達段階の卵胞や黄体、白体は(皮質)にみられる

卵巣の機能

*問題
原始細胞は分裂・増殖することができるか? ⭕️or❌

答えは   ❌
なぜか??

胎生期には卵祖細胞が増殖するが、出生前に卵祖細胞の分裂は止まり、一次減数分裂前期の状態で停止する。この状態の細胞を卵母細胞と呼び、これ以降は増殖することはない
この卵母細胞を一層の卵胞上皮細胞で包まれたものが原始細胞であり、出生時にはおおよそ700万個あると言われている。

原始細胞は卵胞上皮細胞が一層だが、思春期以降、性周期の開始に伴って原始細胞が発達して、卵胞上皮が増床し重層となったものを二次細胞と呼ぶ

二次細胞からさらに発達し、卵胞・上皮の間隙に卵胞液が溜まり卵胞腔が形成されたものを胞状卵胞という
卵胞直前にまで成熟した卵胞を(グラーフ細胞、成熟細胞)という→直径は最大2cmにも達する

<卵胞の分類>
原始細胞:卵母細胞を一層の卵胞上皮細胞が囲ったもの
一次細胞:卵胞上皮が少し厚くなったもの
二次細胞:卵胞上皮が増殖し重層となったもの(顆粒層)で囲まれたもの

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